Home > Touring > 九州ロータスデイ 9th

九州ロータスデイ 9th 2006年5月28日

Too Hard to Say I wanna go with YOU...

26日 - 宵々山

996SPS、 略して996 「ロータスデイ、28日なんだけど」
996SPS navi、略してnavi 「1人で行ってきたらええやん。どうせ2人しか乗れない車だし。」
996 「子供を阿蘇に連れてってやりたいんだけど」
navi 「GWにあざみ台行ったばかりやん」(※あざみ台:阿蘇の北東にある展望所)
996 「・・・」
3日もムスメたちと離れていたくないんだそうです。ああそうですか。
というわけで、ロータスデイ9th、家族で揃って参加です。
さすがにヨーロッパに4人は乗れません。 "ベビーカー" MPV出動。ロータスデイだというのに、蓮ぞうは家でお留守番です。 これが1回目の"Too hard to go with you"

九州には時々行ってましたが、ロータスデイは実に3年ぶりの参加。
先回参加したときは、おなかにちびたちが入ってましたが、今は出てきてすっかり育ってます。 ちょこちょこと荷づくりのじゃまばっかりしてくれるので、 直前まで保育所に入れておいて、保育所からフェリーに直行。

ターミナルで乗船手続き。今回もアズール友の会、KOU1さんと一緒。
・・・のはずが、エリーゼがいない。 仕事の都合で、ぎりぎりになるかもしれないと連絡が。だいじょぶなのかー。
しかし、そうはいっても乗り遅れたことはありません。 今回も、ちゃんと出発前に青い車体がすべりこんできました。
船倉に車を入れてさっさと客室へ。 沖の海保を見つけて騒いだり、ビールあけたり、会社に向かってせせら笑いしたりしてるうちに出航です。 ちなみに今回のビールは、阿蘇ゆかりの銀河高原。 今は岩手で作っているので、わざわざ取り寄せてみました。うまい。

27日 - 宵山(前野菜)

夕方には神戸空港。翌朝には新北九空港を眺めて、新門司港に着岸です。
九州は今日も雨でした。かなりどぼどぼと降っています。 996は阪九フェリーに乗るようになって20回目だか21回目らしいですが、 降りてからいきなり道を間違えました
実に幸先のいいスタートです。

この雨でエリーゼは曇ってます。 後で聞くところによると、雨漏りもしていたとか。 さすがロータス車。自然との親和性は高く、人間には厳しいです。
別府から来る電脳侍さんや、おいちゃんたちが、昼前にカップル合流らしいので、 こちらも向かうことに。
ただ、このまま日田から直行すると、カップルで激しく待ち時間ができてしまうので、 時間調整のために、いったん南下することにしました。

益城でおりて、菊池側からミルクロードであがって行きます。
ほんとはこの道、清正公道というんですね。 我が家では、うぶやま牧場や、大観峰付近のミルクロードと区別するために、西ミルクロードと呼んでいます。
この道沿いには、瀟洒な教会があります。九州ロータスデイのDVDで、何度か見たことがある気がします。 ここで結婚式があった時には996も参加しましたが、やつの説明では「小国の近く」でした。 小国とは20km以上離れていますが、つっこみは割愛します。

教会の辺りは森ですが、二重峠のあたりから草原になります。
標高がぐんぐんあがっていって、視界がよくなるはずですが、 霧に覆われて、どんどん周りが見えなくなっていきます
峠付近のかぶと岩展望所から下界を眺めようと目論んでいたのですが、 このあたりまで来ると、下界どころか2台前を走っている車さえ見えるかどうか。
ある意味珍しい風景なので、しばし堪能します。しかし風がきつい! 早々に切り上げた後は小国経由で、一路カップルへ。
エリーゼと同じペースでは走れないので、ファームロードへ入ったところで、KOU1さんに先行してもらいます。 さすがエリーゼ、あっという間に見えなくなってしまいました。 再び"Too hard to go with you"。我々家族連れは、ちんたらと走ることにします。

このへんで、車内の雲行きがあやしくなってきました。 ちび1号が、なにやら気持ち悪そうにのどを押さえています。
やばいかな〜、でも2号は元気そうだし、と思いつつ先へ進めていましたが、 ファームロードの中ほどで二人同時に逆噴射。 さすが一卵性双生児、全く同じタイミングでした。

KOU1さんに追いつくのは諦めて(最初から無理だったとも言う)、とにかく着替えさせます。 幸い、近くに立ち寄り温泉があるので、そこへ車を停めて、ついでに家族風呂に。
今日の温泉は天狗松裕花。敷地内にガスが湧き出してて、微妙に危険です。 コインを入れると、湯船になみなみとお湯が注がれます。泉質はぬるりと硫黄くさく、ちびとnaviは大喜び。 996はかゆくなったといっていたので、硫黄泉が肌に合わなかったかも。

外輪山もファームロードも走ったし、温泉も入ったし、 既に阿蘇観光はひととおり果たしたような感じですが、おいちゃん一行と合流するためにカップルへ。 ここでカレーやらだご汁やらたいらげて、締めはお決まりのソフトクリーム。 ちび2号はここでおでこを強打
今日は彼女にとって受難の日のようです。

皆さんはこの後、瀬本方面へ移動するようですが、我々は汚れ物を洗いに小国へ。 阿蘇まで来て、コインランドリー使うとは思いませんでした。
場所がわからないので、小国の観光案内所で聞くことにします。 観光客多しと言えど、コインランドリーの場所を聞きに来る人も珍しいんじゃないかと思いながら、 インフォメーションに行ったら、丁寧に教えてくれました。
小国のスーパーの裏手のバラックのようなとこで、洗いと乾燥をかけます。待つことしばし。
退屈してきたので、かわりばんこにスーパーに入って、箱ティッシュ買ったり、脱臭剤買ったりしてみます。 996なんか「靴履き替える」とか言いだして、スニーカー買ってます。 まるで近所のスーパーにでもいるようです
そういやナタリー・ポートマンがスーパーだかスーパーの駐車場だったかに住み着く映画があったかなあ、とか 考えていたら、なんとか生乾きました。
車内に吊るして(これができるのはミニバンだから)、おいちゃん一行と再合流のために、今度は内牧に。

「・・・まず益城で降りろ」
「国道沿いのレストランへ行け」
「次は小国だ。スーパーの裏で待て」
「すんだら、次は内牧だ。警察には言うなよ」
そんな感じ。

内牧で無事合流した後は、今日のお宿、ペンションスターリーへ向かいます。
「ここまーっすぐ行って、57号のローソンで再集合ね」と言われていたのに、豪快にロスト。 またしても"Too hard to go with you"。もーどうしてこうなるの。
合流ポイントを探して57号を走っていたら、ローソンは見つからずにファミマに着いてしまいました。 電話しようにも、みんな運転中のはずだし、しょうがないのでメールを送っていたら、 目の前を赤いエスプリと低い車ご一行が通り過ぎていきます。なぜ?
ともかくも、ファミマの駐車場からとびだして、後に続きます。

やっとこさっとこ宿について荷物をおろします。 部屋に入って点呼をとったら、ん?子供が一人増えてる
NAKAさんとこのお子さんが混じってました。 うちのちびと年が近いので、なにやら意気投合した模様。 この後も食堂で、3人で走り回って大騒ぎ。
やーめーてください。親は疲れちょるんよ。

乙姫温泉の湯量「1L/min」にへんな感心をしながら(同じ乙姫の弁財天の湯が308Lらしいので、見間違いかもしれない) ずぶずぶと入浴。部屋数の割に風呂4種と数が多いです。
今度、家族風呂数を部屋数で割った「貸し切り風呂指数」でも作ってみるか(つくりません)。
子供を寝かしつけて、階下で行われている"前野菜"に参加しようと思っていましたが、 うっかりそのまま朝まで寝てしまいました。やれやれ。

28日 - 本祭(Kyushu Lotus Day 9th)

翌朝。
雨は降っていません。やんだというより、現在はとりあえずやんでいる、レベル。 荷物をとりに車のところへ行ったら、既に何人か駐車場に降りてきていて、 雨風に打たれてどろどろになった愛車の写真を撮っています。 ある意味マゾヒスティックです。
子供が走り回る中で朝食をかきこみ、荷物をのせて出発。 行き先は、集合場所の久木野あそ望の郷。
またしても阿蘇大橋の手前で先行車を見失って"Too hard to go with you"
場所はわかってるから、適当に走って到着。今回、ぜんぜん皆と一緒に走ってません。

ここで1回目の全体写真。 なぜか「はい、チーズ」で、ちび2号が遁走して、あとを追っかけるはめに。
ここぞというときにやらかすようです。狙ってやっているかも。
この後、皆は外輪山を回って、うぶやま牧場に向かうらしいですが、割と道がきついので、 ちびたちのために、我々は別ルートをとることになりました。 ええ、"Too hard to go with you"ですとも。(5回目)

銀河高原跡地そばから、根子岳の南を通る広域農道にのって、高森経由でうぶやまをめざします。 こちらのルートの方が、距離も短いし、比較的道がおだやかです。
途中にあるだちょう牧場を見るのが楽しみでしたが、どうやらつぶれたようでした
道の駅波野で、ソフトクリームを食べます。ここのはそばソフトです。そばの香りがします。 この道の駅は、観光客のためにそばソフトがあったりお土産を売っていたりしますが、 地元の人のために、作物の苗とか地元でとれた野菜とかも普通に売っています。おもしろいです。
ロータスデイはどうした

道草はほどほどにして、ミルクロードを走り、うぶやま牧場に。
この道は眺めもいいし、ほとんど車もいない快走ルートですが、 子供連れなので、いつもより余計に安全運転です
皆はここの別館でバーベキューらしいですが、子供を連れて行くと何がおこるかわからないので、今回は諦めてレストランに。 ここはいつ来ても段取りがよろしくなくて感心しま・・・うわ何をする。

うぶやまの駐車場には、ロータス11がいました。あまりにもレアなので、しばらくなんだかわかりませんでした。 また雨になりましたが、にじりよっていって写真をぱちりぱちり。
ロータス11 11が会場にうつったので、こちらもちびを連れて移動。ちょうど自己紹介が始まるところでしたが、 ちびたちは大喜びして、早速ふたりで遁走。 遠くの方で椅子を押して走ったり、砂遊びをしたりしています。わんぱく全開です。 やつらを追いかけて走り回ってて、自己紹介も聞いてられません。
いつのまにかビンゴ大会に移行です。 家族分のカードをもらったけど、996に全部押し付けられてしまいました
やろー、一人でビンゴ4枚さばくのが、どれだけたいへんやと思ってるねん。 今度こそ離婚してやると思いましたが、家裁に「ビンゴ4枚押しつけられたので・・・」と申し立てることを考えて、今回は見送ることにしました。

この後は恒例ジャンケン大会です。足ツボマッサージボード もとい、優勝板の行き先を決めるため、にも見えますが、ちゃんと豪華賞品もあります。 今年もあたりません
優勝板を引いたのは、前々回が近所のTamiさん、前回が義弟。 非常に身近でまわっていたので、今回はうちかKOU1さんかと期待していましたが、そういうことにはなりませんでした。

電脳侍さんが、当日夜のフェリーで帰るので、先に帰路に。あとの人々は、熊本HSRで走行会だそうです。 今回は、家族連れということもあり、ここで皆と別れます。 さすがにサーキットは"Too hard to go with you"
我が家とKOU1さんだけで、まったりと後野菜に。 今回はカップルからちょっと下った山川温泉の小杉庵で、温泉と地鶏三昧の予定。

うぶやまから瀬の本経由で行けば、ものの数十分で着いてしまう距離なのですが、 誰とは言わねーけど996が、昨日の宿に傘を忘れてきたので、乙姫まで寄り道することに。
微笑んでついて来てくれるKOU1さんはいい人ですが、naviはいい人ではないので怒っています。 でも「ビンゴ4枚渡されて、傘を乙姫に忘れてきたので」と、家裁に申し立てしたくないので、今回は引き下がることにします。

乙姫から内牧を通って、外輪山をぐんぐん登っていきます。 雨もやんで、雨上がりの水田が眼下に鮮やかに見えます。 ちょっと展望所で一休み・・・なにこの「とるぱ」って。

写真「撮る」「ぱ」ーキング?
確かに絶景でした。

とるぱ?
小国から山川はすぐです。 集落の入り口で、廃線になった宮原線のアーチ橋を発見。新緑に映えて見事です。
ただの廃線跡なんですが、いい感じに風情が。 大喜びで写真とりまくって、デジカメのメモリーを使い切ります
アーチ橋 本日のお宿、小杉庵は、渓流沿いにたつ、これまた風情あふれる佇まい。
部屋数は9部屋程度なのに、かけ流しの家族風呂が5つ、足湯もあります。 家族風呂指数0.56。しかも満室じゃないから占有度かなり高めです。 結局一度も風呂の空き待ちをすることがありませんでした。
さっそくちびを連れて行ったら、喜んで風呂からあがってきません
適当なところで引っ張り出して、お待ちかねの晩ご飯です。 地のものを使った会席だけでも結構なボリュームですが、さらに地鶏の丸焼きや鍋まで登場。
食事に飽きたちびはそのへんでかくれんぼをしています。 ほほえんで見守ってくれる旅館の皆様はいい人です。
食事を堪能した後は、騒ぎまわるちびを取り押さえながら寝ます。 とっぷりと暗い中に、川のせせらぎと、蛙の声と、子供の騒ぐ声と、 母ちゃんの怒る声ばかりが響きます・・・えらくにぎやかだな
地鶏焼き 温泉その1 温泉その2
温泉その3 温泉その4 温泉その5

29日 - 巡行(後野菜)

雨男、電脳侍さんが無事関西に着いたことを示すかのように、 阿蘇の空は晴れています
明るくなるのを待って、さっそく風呂めぐり。 naviは足湯以外、全部制覇しました。 全部同じ源泉ですが、露天あり岩風呂あり、それぞれ趣が異なっていて楽しいです。
朝ごはんをいただいて出発です。 今日はまったりすごそうということで、九重のBoiBoiに向かってましたが、 途中、naviの思い付きにより行き先変更。瀬の本近くの池山水源に向かうことにします。
やまなみハイウェイから看板にしたがって横道に入りますが、この道がすごい! 分岐から3kmの道のり、標高差約150mを降りていくのですが、部分的にかなり坂がきついです。 対向車がほとんどないのが救いですが、木立の中で視界はさえぎられ、そして狭い。 路面はかなり荒れていて、ときどき激しい段差があります。
ここの3kmは、広域農道の10km以上に感じられました。

やっとこさっとこ谷底につくと、 田んぼの広がるそばに、「池山水源」の文字が。 水源は森の中にあって、苔むす中に見事な清水が湧き出しています。
感動のあまり写真がぶれてしまいました

もと来た道を戻るのも芸がないので、そのまま東に向かって、 BoiBoi方向に続いていると思われる道をたどります。
やっぱり狭くて坂がきつくて路面は荒れていますが、さっきよりちょっとましです。 途中から草原になって、さえぎるものがなくなると、九重阿蘇が一望です。 地図にも載ってなさそうな毛細血管ですが、このビューは一見の価値あり。
しかしエリーゼはつらそうでした。

BoiBoi 遊び中
BoiBoiでまったりお昼ご飯。前の草原では、ちびたちが走り回って遊んでいます。 オーナーいわく、ほんとはこんな風にのんびり過ごしていってほしいそうです。 ひとしきり、ボールやらなんやらで遊ばせたあと、ぼちぼちとフェリーへ向けて出発。 四季彩やファームロードはいつも使ってるので、 今日は九重の東を通る、大野川広域農道を走ります。

途中1回分岐があって、そこで思いっきり間違えましたが、 概ねわかりやすい、走りやすい道です。
終点は湯平温泉で、そこからちょっと走ればやまなみハイウェイの北端、水分峠。 そこから大分道のICもすぐ。らくちんコースです。

が、しかし。 湯平まであと1kmというところで、なにやら看板が。 「土砂災害のため通行止め」。まじで?
看板にしたがって迂回路に入りますが、とんでもない急坂、山道です。 かろうじてコンクリ舗装はしてありますが、それでもどんどん山の中へ。 はるか眼下に湯平の温泉街が見えますが、いつになったら着けるんだー。
対向となんとか離合しながら、山林やら畑やら集落やらをわしわし超えて行きます。 あまりにもすごいので、後続のエリーゼを撮ってみました。 今日はエリーゼが災難かも。
迂回中 通行止め

なんとか復帰して、水分峠から大分道を目指します。 ここも災害復旧工事で、片側交互通行をやってました。 そういえば山川温泉の川も、かなり崩れたあとがあったし、 2年前の台風の傷跡が至るところに見受けられました。

梅が枝餅を買うために、古賀SAに寄りましたが、 何にも言ってなかったのに、KOU1さんに行動を予測されていました。 ニュータイプのような人です。
そのKOU1さんは、我々が食料を買い込む間、携帯で仕事してます。 そんなことしてても、ちゃんとフェリーには間に合いました。

行きと同じ和室でくつろぎます。ちびたちは窓の外が見えるので大興奮。 なぜかわんわんと犬のまねをして遊んでいます。
KOU1さんがちびたちになつかれて、 「おにいちゃ〜ん(はぁと)」なんて呼ばれてますが、昨日からずっとなので気にしません。 嫁にするなら、あと18年は待ってください。

30日 - 渡御

船内放送では、 霧のでやすい時期なので、到着が遅れるかもしれません、なんて言ってましたが、 ほぼ定刻に到着。 KOU1さんとは車輌甲板から出るタイミングが違うので、ここでお別れです。
家に着いて、大量の洗濯物をさばき、今回も無事終了しました。

最後の"Too hard to go with you"
ほんとは、同行のアズールエリに乗せてほしかったんですが、 前に乗せてもらったときに、すでにシートがきつかった覚えが。
あれから4年、見事にふくよかになった体型で、よしんば乗せてもらったとしても

  1. シートから抜けない
  2. そもそもシートに入らない
のどちらかになる可能性大。
余計な恥をかくだけになりそうで、結局言い出せませんでした。

しかしそれにしても、 "Too hard to go with you" だらけだった今回のLotus Day。
また次回がんばりましょう、蓮ぞうさん。

Ferry

黒いふね
びーる

俵山の風車

地獄谷温泉

疾風だいすき

スターリー
スターリー

久木野
根子岳

うぶやま牧場
うぶやま牧場
LotusDay開催

阿蘇の町
絶景です

アーチ橋
宮原線

そろいぶみ

池山水源
池山水源
池山水源
毛細ロード
毛細ロード
毛細ロード
毛細ロード

広域農道
広域農道

| HOME | Touring Top |